東京カテドラル聖マリア大聖堂 - 鹿島田真希『ナンバーワン・コンストラクション』

物語の舞台 - 東京カテドラル聖マリア大聖堂(東京都 文京区)

アメリカンもそこそこに、教授は青年を江戸川橋のT聖堂へ連れていった。その教会はテントのような変わった形状をしており、一見すると教会とはわからないほどだったが、青年は驚かなかった。

建築史の教授が、学生を連れて建築物を見せに行くシーンです。作中では「T聖堂」となっていますが、丹下健三の設計による東京カテドラル聖マリア大聖堂ですね。

現代的なフォルムで外装のステンレスが輝き、全体で十字架を描く建築物。HPシェルと言われてもよく分からないのですが、建築学的には学生を連れてきたくなるような意匠ということですか。

掲載日:2012-01-29
※写真はイメージです。地図もイメージであり、写真撮影地点や物語の舞台の特定を意図したものではありません。

図書情報

東京カテドラル聖マリア大聖堂について

カトリック関口教会(かとりっくせきぐちきょうかい)は、東京都文京区関口にあるキリスト教(カトリック)の教会。カトリック東京大司教区の司教座聖堂(カテドラル)であり、教会堂名(聖堂名)が「無原罪の聖母」(聖母マリア)であることから、東京カテドラル聖マリア大聖堂(とうきょうカテドラルせいマリアだいせいどう)として知られている。

本項では、教会(信仰共同体)としてのカトリック関口教会だけでなく、建築物としての東京カテドラル聖マリア大聖堂についても記述する。


[沿革]

1877年(明治10年)に日本北緯使徒座代理区の初代司教として来日したピエール・マリー・オズーフは、教会発展のため東京の中心地に土地を求めた

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