銀座 - 戸梶圭太『溺れる魚』

物語の舞台 - 銀座(東京都 中央区)

銀座Mデパートの正面玄関を出入りする買物客達が怪訝な顔で彼を見る。だが、あと三分足らずで人々の顔は驚愕にゆがみ、それから爆笑とともに崩れるだろう。

銀座、三越でしょうかね、デパート前でとあるショーが始まります。内容は本を見てもらうとして、この種のばかばかしさが戸梶圭太作品のみどころのひとつなんでしょう。

しかし実際に銀座でそういうことがあったとしても、「アホなパフォーマーがいるな」と皆横目で見て通り過ぎるだけで、指差して笑ったりもしないんじゃないでしょうか。それが東京の怖さでもあります。

掲載日:2005-10-30
銀座イメージ
※写真はイメージです。地図もイメージであり、写真撮影地点や物語の舞台の特定を意図したものではありません。

図書情報

銀座について

銀座(ぎんざ)は、東京都中央区の地名で、旧・京橋区の地域にある。現行行政地名は銀座一丁目から銀座八丁目。郵便番号は104-0061。地域ブランドなどとしても知られている。


[概要]

日本有数の繁華街であり、広義における下町でもある。東京都心を代表する高級商業地として、日本国外においても戦前よりフジヤマ、ゲイシャ、ミキモト、赤坂などとともに知られる。海外のハイブランドの旗艦店や高級クラブ、高級バー、高級時計専門店、百貨店などが多数集積しており、東銀座駅前には歌舞伎座が位置している

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