海芝浦......短いホームの片側に緑の鉄柵だけ、下は海、柵の下の海にベージュの汚い泡が浮かんでいる。中性洗剤とシャンプーの瓶が浮いて漂っている。扇島石油、昭和石油、というタンクの文字、扇島はここだ。
JR鶴見線の駅、海芝浦。海に面したどんづまりの駅で、駅の出口が東芝の敷地へ入る門になっています。東芝社員でなければ「駅から出られない」、あとは海に飛び込むしかない駅です。
鶴見線全体が、周辺工場への従業員輸送のための路線であるため、なかなか乗れない東京近郊のローカル線ですが、たまにTV旅番組で取り上げられたりして、それなりに知名度のあるところ。
作中では訳の分からない指令でこの駅を目指す主人公、です。
掲載日:2010-12-26