寿町 - 花村萬月『ブルース』

物語の舞台 - 寿町(神奈川県 横浜市中区)

 寿町。簡易宿泊所の街。ドヤ街。

 毎年二百人もの行路死亡者のでる町。中村川に死体の浮く町。死体が浮いても、労務者風であれば、警察は調べもしない地区。ほとんどの死亡者が無縁仏として葬られる町。

主人公で元ギタリストの村上は横浜寿町のドヤで生活しています。東京の山谷、大阪のあいりん地区(釜ヶ崎)と並んで三大寄せ場のひとつと言われます。

そのイメージを払拭し、簡易宿泊所をバックパッカーなどに広く使ってもらって地域活性化を図ろうという運動が行われています。中華街だって近いですしね。観光の拠点としての立地としては悪くないです。

掲載日:2012-07-30
※写真はイメージです。地図もイメージであり、写真撮影地点や物語の舞台の特定を意図したものではありません。

図書情報

寿町について

寿町(ことぶきちょう)は、神奈川県横浜市中区の町名。現行行政地名は寿町1丁目から4丁目(字丁目)。住居表示未実施区域。

寿町を中心とし、周囲の扇町や松影町を含む約60,000m2ほどの地域を指して寿地区と呼ぶこともある。


[概要]

寿地区は首都高、根岸線を挟んで関内の反対側に位置する。日雇労働者が求職を行う寄せ場があり、その周辺に彼らが宿泊する「ドヤ」(簡易宿所)が100軒以上立ち並んでいる「ドヤ街」と呼ばれる地区である。寿地区は、東京都台東区の山谷、大阪市西成区のあいりん地区(釜ヶ崎)と並ぶ三大寄せ場の一つとされる。

寿地区周辺は、第二次世界大戦後、1955年までアメリカ軍によって接収されていた

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