万代橋 - 藤沢周『ダローガ』

物語の舞台 - 万代橋(新潟県 新潟市中央区)

ちょうど万代橋を渡るところで、黒々とした広大な信濃川が開け、ライトアップされた川岸のホテルが白く浮かび上がっている。まだ、西の方には、わずかに仄明るさが残って、ビル群で矩形の起伏を作った地平線が黒く凝り固まっていた。

新潟の駅前から、信濃川を渡って旧市街の方へ結ぶ万代橋。昭和初期の美しい建築物で、国の重要文化財に指定されました。それに合わせて、これまで万代橋だった表記を萬代橋に改めています。

主人公は、新潟生まれで東京で働いていた不動産屋で、新潟への出張を命じられて帰郷しています。戻りたくなかった故郷ということで複雑な思いで見つめる新潟の町。

掲載日:2012-07-29
万代橋イメージ
※写真はイメージです。地図もイメージであり、写真撮影地点や物語の舞台の特定を意図したものではありません。

図書情報

万代橋について

萬代橋(ばんだいばし/よろづよばし)は、新潟県新潟市中央区の信濃川に架かる国道7号(重複: 国道8号、国道17号、国道113号、国道350号)の道路橋梁。国の重要文化財に指定されている。新潟市の信濃川に架橋された初めての橋で、1886年(明治19年)に初代橋が竣工された。

東大通、萬代橋通りと柾谷小路とを結び、新潟駅万代口から万代シテイを経て古町に至る中央区中心部のメインストリートの一部を成す。


[概要]

第3代となる現橋は1929年(昭和4年)6月に竣工、側面に御影石(花崗岩)の化粧板を施した6つのアーチを連ねる鉄筋コンクリート橋である。橋長306.9 m、幅員22.0 m。車道は片側2車線の計4車線で、車道両端に自転車歩行者道を備え

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