禄剛崎 - 角田光代『愛してるなんていうわけないだろ』

物語の舞台 - 禄剛崎(石川県 珠洲市)

最後の日、早朝からバスに乗り込んで禄剛崎燈台を目指した。始点のバスは私を乗せたものの、なかなか発車しない。運転手はバスの外でぷかりぷかりと煙草をふかしている。

エッセイ集のなかの一編「だんだんクズになってゆく」より。

能登半島の先端にある灯台。日本海一望の高台に立ち、バスの停留所から急坂を登ることになる。そこで地元のじいさんに親切にしてもらったエピソード。

石川県出身の私ですが、このあたりは行ったことがないのですよね。のと鉄道がしゅるしゅるしゅるって短くなっていってしまった今となっては旅行者としても行きづらいところですね。

海から昇る朝日と、海へ沈む夕日が見られるのは、日本海側では珍しいのですよね? 行ってみたいという方、金沢から特急バスで3時間弱です。がんばってください。

掲載日:2006-10-15
禄剛崎イメージ
※写真はイメージです。地図もイメージであり、写真撮影地点や物語の舞台の特定を意図したものではありません。

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