通天閣 - 川上弘美『ニシノユキヒコの恋と冒険』

物語の舞台 - 通天閣(大阪府 大阪市浪速区)

外に出ると、小雪がちらついていた。通天閣にはビリケン像があってさ。足の裏を撫でてあげると、あらゆる願いをかなえてくれるんだよ。ニシノは前を向いたまま、言った。ビリケンて、あの頭のとがったひと?

「通天閣」より。

大阪を代表する建物のひとつ通天閣。小説中でも触れられますが、初代は凱旋門の上にエッフェル塔が乗ってるような形だったとか。コンセプトの分からないながら、分からないなりのパワーを発揮する。

ビリケンも、そのまがい物っぽさが妙にあのエリアにはまりますね。頭のとがったひと。まぁ確かにそのままですけど。足の裏はみんなで撫でるもんだから削れてえぐれてます。なんて辛抱強い神。

周辺の新世界は、デンジャラスなゾーンだった昔は遠く、大阪観光スポットとして知られる。昭和レトロを感じながら串かつを食べよう。って僕も最近初めて行ったばかり。串かつうまかったよ。

掲載日:2006-11-19
※写真はイメージです。地図もイメージであり、写真撮影地点や物語の舞台の特定を意図したものではありません。

図書情報

通天閣について

通天閣(つうてんかく、英: TSUTENKAKU TOWER)は、大阪府大阪市浪速区の新世界中心部に建つ展望塔。1912年(明治45年)に初代通天閣が誕生した後、1956年(昭和31年)に2代目通天閣が再建された。2007年(平成19年)5月15日に登録有形文化財となった。公式キャラクターは「ビリケン」。大阪の観光名所ならびにシンボルタワーとして知られる。

「通天閣」とは、「天に通じる高い建物」という意味で、命名したのは明治期の儒学者、藤沢南岳。。

概要

現在の通天閣は二代目で1956年10月28日に完成した。通天閣観光株式会社(つうてんかくかんこう、Tsutenkaku

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