尼崎 - 宮本輝『花の回廊』

物語の舞台 - 尼崎(兵庫県 尼崎市)

阪神電車の尼崎駅には歩いて五、六分で、大阪と神戸を結ぶ阪神バスの東難波の停留所の前という立地条件は、何か小商いをするには有利なうえに、家賃が安い。それに国道二号線、通称「阪神国道」の北側の裏道に面していて、近辺には尼崎地方裁判所と家庭裁判所があり、弁護士事務所と司法書士事務所が集まっている。

一文無しになった熊吾が大阪でふたたび事業を展開する。10歳の息子・伸仁は熊吾の妹に預けられる形で、尼崎のアパートで暮らします。朝鮮人の住人が大半をしめる安アパートで、警察沙汰の事件がいっぱい起こる場所です。

東難波界隈は阪神尼崎駅のそばで、JR尼崎駅からはけっこう離れています。

掲載日:2011-02-27
※写真はイメージです。地図もイメージであり、写真撮影地点や物語の舞台の特定を意図したものではありません。

図書情報

尼崎について

尼崎市(あまがさきし)は、兵庫県の南東部に位置する市。中核市および中枢中核都市に指定されている。1916年(大正5年)に市制施行。


[概要]

兵庫県の南東端に位置する市。大阪府の自治体を除いて大阪市に隣接する唯一の自治体で、市外局番も大阪市と同じ「06」(大阪MA)である(後述)。

尼崎藩の城下町を中心に、阪神工業地帯の工業都市へと発展した。神戸市・姫路市・西宮市に次いで兵庫県下第4位の規模の人口を有しており、人口密度では県内市区町で最も高い。

臨海部および名神高速道路・JR西日本福知山線(JR宝塚線)沿いの工業地域、阪神尼崎駅・JR尼崎駅周辺の商業地域の他は住宅地が大半を占め

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