平城京 - いとうせいこう/みうらじゅん『見仏記 ぶらり旅篇』

物語の舞台 - 平城京(奈良県 奈良市)

ショップを出て奥に進むと、再建された朱雀門がある。門を背中に北を見れば、遠くに大極殿。その間に横一直線に、近鉄の線路が走っている。すさまじい熱風の中、団体で来たおじさんおばさんがその線路を渡っているのを、我々はしばらく見た。

見るべき仏はないわけですが、企画上立ち寄らざるをえない、遷都1300年で沸く平城京跡です。ゆるキャラ概念の生みの親であるみうらじゅんが、せんとくんグッズショップに興奮する平城京。

平城京はさっさと後にして、お寺巡りに入ります。

掲載日:2011-12-04
※写真はイメージです。地図もイメージであり、写真撮影地点や物語の舞台の特定を意図したものではありません。

図書情報

平城京について

平城京(へいじょうきょう/へいぜいきょう/ならのみやこ)は、奈良時代の日本の首都。710年に藤原京から遷都するにあたり、唐の都長安城を模倣して大和国に建造された都城。現在の奈良県奈良市、大和郡山市に存在する。

中央北域に宮城・平城宮(大内裏)を置き、東西8坊 (約 4.3 km) の面積をもち、中央を南北に走る朱雀大路によって左京・右京に二分され、さらに南北・東西を大路・小路によって碁盤の目のように整然と区画され、全域が72坊に区画設定されていた。

大阪湾や淡路島(八島のひとつ)にも近い奈良盆地(奈良県奈良市の西部の一部、中心部及び大和郡山市北部)には、5世紀中頃にはすでに天皇陵である佐紀盾列古墳群が作られ、またのちには大神神社、7世紀には興福寺も建立されているが、京となった8世紀には、東大寺や巨大な仏像である東大寺盧舎那仏像、法華寺などが建立された

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