彼は熊野川沿いの道をバスで遡り、瀞村から、那智に抜ける道を選んで歩いたのだった。
— 中上健次『化粧』
「修験」より。
修験者のように、熊野の山に分け入る大男。
ここで言う「瀞村」は、瀞峡のあたりでよいのでしょうか。瀞峡から那智のほうまでは結構ありますけど。
和歌山県新宮市、奈良県十津川村、三重県熊野市の境界にあるエリア、瀞峡。国の特別名勝で、雄大な渓谷美のあるところです。
掲載日:2012-07-23
彼は熊野川沿いの道をバスで遡り、瀞村から、那智に抜ける道を選んで歩いたのだった。
「修験」より。
修験者のように、熊野の山に分け入る大男。
ここで言う「瀞村」は、瀞峡のあたりでよいのでしょうか。瀞峡から那智のほうまでは結構ありますけど。
和歌山県新宮市、奈良県十津川村、三重県熊野市の境界にあるエリア、瀞峡。国の特別名勝で、雄大な渓谷美のあるところです。
瀞峡(どろきょう)は、和歌山県・三重県・奈良県を流れる熊野川水系北山川上流にある峡谷。吉野熊野国立公園の一部。
北山川に位置する瀞峡は、上流から奥瀞、上瀞、下瀞と呼ばれ、特に下瀞は瀞八丁として知られる。
瀞峡は吉野熊野国立公園の指定当時(1936年、昭和11年)には、奥瀞、上瀞、下瀞(瀞八丁)の3つで捉えられるようになっていた。これより前の明治初期に瀞八丁が注目された当初は、瀞八丁を単に瀞峡と呼ぶこともあり、その後、上瀞や奥瀞にも関心の対象が広がり瀞峡の範囲も広がっていったとされる。
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