熊野速玉大社 - 中上紀『夢の船旅』

物語の舞台 - 熊野速玉大社(和歌山県 新宮市)

たとえば、鬱蒼と葉の繁る大木に覆われた熊野速玉大社の境内に私は立つ。神木であり、天然記念物である齢八百年の梛の葉を、川風が揺らしていた。ナギとは何と良いコトバであることか。

「熊野魔法詣」より。

本宮・新宮・那智の「熊野三山」のひとつ、新宮の「熊野速玉大社」。熊野川の河口に近いところにあります。梛(なぎ)の木は神宝館の前に。日本最大の梛なのだそうで。

10年ほど前に行ったのだけれど、あまり印象に残ってない。那智のほうは行ってないので、那智を中心として本宮新宮を回りなおす旅をしたいんですよねぇ。御船祭(熊野速玉大社例大祭)は毎年10月の開催で、残念ながら今年はもう終わってしまいましたけれども。

掲載日:2006-10-29
熊野速玉大社イメージ
※写真はイメージです。地図もイメージであり、写真撮影地点や物語の舞台の特定を意図したものではありません。

図書情報

熊野速玉大社について

熊野速玉大社(くまのはやたまたいしゃ)は、和歌山県新宮市新宮にある神社。熊野本宮大社・熊野那智大社と共に、熊野三山を構成する。熊野速玉大神(くまのはやたまのおおかみ)と熊野夫須美大神(くまのふすみのおおかみ)を主祭神とする。かつては式内社(大)であり、旧社格は官幣大社で、現在は神社本庁の別表神社。

境内地は国の史跡「熊野三山」の一部。2002年(平成14年)12月19日、熊野三山が史跡「熊野参詣道」から分離・名称変更された際に、御船島を含む熊野速玉大社境内が追加指定された。2004年(平成16年)7月に登録されたユネスコの世界遺産『紀伊山地の霊場と参詣道』の構成資産・大峯奥駈道の一部。


[歴史]

神代の頃に、神倉山の磐座であるゴトビキ岩に熊野速玉大神と熊野夫須美大神が降り立ち

エリア一覧