徳島 - 吉村萬壱『ハリガネムシ』

物語の舞台 - 徳島(徳島県 徳島市)

大阪南港からフェリーで淡路島に渡り、出来て三年目の鳴門大橋を抜けた。国道一一号線を南下して徳島市内に入り、サチコの故郷であるK市内へ続く五五号線に入りかけた時「寄り道してこ」とサチコが言い、吉野川に沿った一九二号線を西進し、当てもなく脇道を走っているうちに四国山地の山懐に迷い込んでしまった。

55号は徳島市から海沿いに南下する道。K市内というのは小松島市と考えるとぴったりですが、192号を西に進んで、作中では大歩危小歩危や祖谷のかずら橋のあたりまで「寄り道」で行くことになります。となると、祖谷から南東にあたる海部・海南方面がKなのかもしれません。

Kがどこかはともかく、徳島が舞台となる小説はあまり見かけませんね。「阿波踊り」と絡まない徳島の話題自体にあまり出会いません。いいとこいっぱいあるんですけどねぇ。

掲載日:2005-08-28
徳島イメージ
※写真はイメージです。地図もイメージであり、写真撮影地点や物語の舞台の特定を意図したものではありません。

図書情報

徳島について

徳島市(とくしまし)は、徳島県の東部に位置する市。徳島県の県庁所在地及び最大の都市であり2018年12月18日から中枢中核都市として指定されている。

徳島市のブランドステートメントは、わくわく実感! 水都とくしま


[概要]

徳島市は江戸時代に徳島藩の城下町として栄え、幕末には藍産業の発展で国内で人口が上位10位に入る城下町となった。徳島県の政治・経済・文化の中心都市であり、古来より近畿地方との繋がりが深く現在でも神戸淡路鳴門自動車道や関西地方のテレビ、ラジオを通じて人的・物的・経済的な交流が盛んである。地理的には「四国三郎」と呼ばれる吉野川の河口に位置し、紀伊水道に面している。 明石海峡大橋の開通後は買い物客の神戸

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