港と反対側の出口を出ると、ロータリーが広がっている。タクシー乗り場があり、バス乗り場がある。ベンチで煙草を吸っていたバスの運転手に、久美の実家の住所を告げてみると、「草壁港」行きのバスを指さし、下りるべきバス停の名前を教えてくれた。
不倫相手の娘を誘拐して逃亡する主人公が、知人のつてを頼って小豆島へやってきます。引用部は新岡山港からフェリーで1時間ほど、土庄港です。
主人公たちは小豆島の素麺店で腰をすえて暮らすことになります。小豆島といえば「二十四の瞳」と寒霞渓くらいしか知りませんが、それら観光スポットを訪ねるくだりもちらりとだけ入ってます。
掲載日:2011-05-01