仏生山 - 村上春樹『海辺のカフカ』

物語の舞台 - 仏生山(香川県 高松市)

高松市の郊外に、旧家のお金持ちが自宅の書庫を改築してつくった市立図書館がある。珍しい蔵書もそろっているし、建物も庭も一見の価値があるということだった。(中略)「甲村記念図書館」というのが図書館の名前だった。

作中の記述で言うと、高松市の郊外、高松駅から2両編成の電車で20分ほどのところ。駅を出ると古い町並みがあって、北に向かって歩くと甲村図書館。現実には存在しない図書館ですが、琴平電鉄で20分ほどの仏生山が古い町並みで知られるので、勝手にそのあたりと同定。

15歳の少年が家出して、東京から夜行バスでやってきた四国、高松です。そして子どもが不審がられず時間が潰せる場所としての図書館。偶然やってきた甲村記念図書館で、でも偶然なんてものは何もない。

掲載日:2012-08-04
仏生山イメージ
※写真はイメージです。地図もイメージであり、写真撮影地点や物語の舞台の特定を意図したものではありません。

図書情報

仏生山について

仏生山(ぶっしょうざん)は高松市中部に存在する一地区で、高松市役所仏生山出張所の管内。仏生山町1町からなる。かつては全域が「香川郡仏生山町」(ぶっしょうざんちょう)として存在し、1956年9月30日に高松市に編入された。1668年(寛文8年)に初代高松藩主松平頼重が菩提寺として法然寺を建てたことから門前町として繁栄し、戦後は高松市のベッドタウンとして人口が増加した。

また地区内にある仏生山駅周辺は高松都市圏に8ある地域拠点の一つを形成する。


[地理]

地区は高松市中部地域の最も南に位置し、高松平野のほぼ中央部に位置する。人口は2010年時点で8062人(男3855人/女4207人)、世帯数は3503世帯で

エリア一覧