約二十人からなる『ガクの冒険』の撮影隊はその年、一九九〇年四月二十七日、四万十川中流域にある口屋内の特設ベースキャンプに全員集結した。
椎名誠初めての監督作品としての『ガクの冒険』はキャンプ仲間を集めてわいわい撮影スタートする。この本ではそのロケ風景が詳しく描かれてて、「映画をなめてるんじゃあるまいか」までちゃんと伝わる。
四万十川をカヌーで下る男一人と犬一匹。ベースキャンプとしての口屋内は、四万十川流域でいくつかある沈下橋のひとつがある。その近くにはキャンプ場も。
掲載日:2008-09-13