四万十川 - 椎名誠『まわれ映写機』

物語の舞台 - 四万十川(高知県 四万十市)

約二十人からなる『ガクの冒険』の撮影隊はその年、一九九〇年四月二十七日、四万十川中流域にある口屋内の特設ベースキャンプに全員集結した。

椎名誠初めての監督作品としての『ガクの冒険』はキャンプ仲間を集めてわいわい撮影スタートする。この本ではそのロケ風景が詳しく描かれてて、「映画をなめてるんじゃあるまいか」までちゃんと伝わる。

四万十川をカヌーで下る男一人と犬一匹。ベースキャンプとしての口屋内は、四万十川流域でいくつかある沈下橋のひとつがある。その近くにはキャンプ場も。

掲載日:2008-09-13
※写真はイメージです。地図もイメージであり、写真撮影地点や物語の舞台の特定を意図したものではありません。

図書情報

四万十川について

四万十川(しまんとがわ)は、高知県の西部を流れる一級河川で渡川水系の本流。全長196km、流域面積2186km2。四国内で最長の川である。本流に大規模なダムが建設されていないことから「日本最後の清流」、また柿田川・長良川とともに「日本三大清流の一つ」と呼ばれる。名水百選、日本の秘境100選にも選ばれている。

四万十川には支流も含めて47の沈下橋があり、高知県では生活文化遺産として保存する方針を1993年に決定している。

地理

高知県高岡郡津野町の不入山(いらずやま)を源流とし、県中西部を逆S字を描くように蛇行しながら多くの支流を集め、四万十市で太平洋に注ぎこむ。河口附近では「渡川」という名前であるため

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