門司港 - 青山真治『サッド・ヴァケイション』

物語の舞台 - 門司港(福岡県 北九州市門司区)

頭に忘れかけていた光景が浮んだ。波の打ち寄せるコンクリートに隙間なく覆われた海岸線。川のように狭く、平べったい海。向こう岸の造船所。せり出した山。銀色に光るビール工場のタンク。レンガ造りの旧い倉庫。鉄道の線路。その行き着く先の、旧い駅。

と、地名の出てこない箇所を引用してしまいましたが、北九州の門司港です。

「門司港レトロ」と異国情緒ある町並み、あるいは大正期のレトロ調を作って観光誘致、ってかなり前からやってるエリアですが賑わってるんでしょうかどうなんでしょうか。近年は「焼きカレー」の地としても知られますね。

作中では子供の頃に滞在したことのある場所としての回想で出てきます。

掲載日:2010-06-20
※写真はイメージです。地図もイメージであり、写真撮影地点や物語の舞台の特定を意図したものではありません。

図書情報

門司港について

門司港(もじこう)は北九州市門司区の門司港駅を中心とした地域。門司区の中心市街地である。


[概要]

北九州市門司区(企救半島)北部の関門海峡に面する、北九州港を構成する地区を中心とした市街地の名称。観光地としても有名で、海沿いの倉庫群や歴史的建造物など、古い港町の雰囲気を感じることができる地区である。地区の名称は港としての「門司港」がある地域であることと、地区の交通拠点である「門司港駅」に由来する。

1889年(明治22年)11月に門司港が国の特別輸出港(米・麦・麦粉・石炭・硫黄に限定した輸出港)に指定されて以降、金融機関や商社・海運会社の支店が相次いで進出し、外国航路の拠点および貿易港として発展した。また、関門海峡を横断するトンネルや橋はまだなく関門連絡船の発着地であったため

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