福江島 - 花村萬月『雲の影』

物語の舞台 - 福江島(長崎県 五島市)

「ここって、どこだ。なんという島だ」

「福江島ですけれど」

「ああ、そうか」

「おそるべき無頓着さです」

五島列島で最大の島、福江島。

会話文自体の無頓着さにもおそるべきものがあるのですが、少なくともこの作品では福江島らしき出来事はなにもありません。海べりにずっと座ってしゃべってるだけです。なんという無頓着。

修道院から逃げ出してきて・・・という話なのでキリスト教とも縁深いこの島が選ばれてるんですけどね。

しかし五島列島といえば、私のイメージはうどんです。

掲載日:2006-08-20
※写真はイメージです。地図もイメージであり、写真撮影地点や物語の舞台の特定を意図したものではありません。

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