首里城 - 池上永一『テンペスト』

物語の舞台 - 首里城(沖縄県 那覇市)

「ここが首里城――!」

 目の前に広がる光景はまるで竜宮城ではないか。真紅の正殿に施された無数の龍の装飾が非現実的な光景に映る。これほどの造形美がこの世にあるのかと眼を疑う。

首里の王宮を舞台にした、近世琉球のドラマ。首里城が首府であり、王家の居城であり、宗教斎場であったころの物語。主人公は宦官を騙って王宮政治へ入っていく女性です。

歴史小説として読むにはエンタメすぎるのですが、当時の王府の姿、ムードが想像できます。

掲載日:2011-04-03
※写真はイメージです。地図もイメージであり、写真撮影地点や物語の舞台の特定を意図したものではありません。

図書情報

エリア一覧