西原 - 池上永一『ぼくのキャノン』

物語の舞台 - 西原(沖縄県 中頭郡西原町)

 このカノン砲を『帝国陸軍九六式一五センチカノン砲』などという味気ない名前で呼ぶ者はひとりもいない。村のみんながこう呼ぶのだ。

「キャノン様」と。

沖縄戦後、村を見下ろす高台に残されたカノン砲は、グスクとなり、村の守り神として現代まで信仰されている...という小説です。

実際にはカノン砲がにらみをきかせてる村は沖縄にはない(と思う)のですが、「帝国陸軍九六式一五センチカノン砲」は沖縄県西原町の中央公民館裏手に展示されています。近辺の陣地壕跡から発見されたもの。

小説の舞台となっている村がここであるということではない(小説では明確な地名が出てこず不明瞭)としても、作中で登場するものと同じ砲台が沖縄で見られる場所、です。

掲載日:2011-07-31
※写真はイメージです。地図もイメージであり、写真撮影地点や物語の舞台の特定を意図したものではありません。

図書情報

西原について

西原(にしはら、にしばら、にしばる、さいはら、にしのはら、さいばら、さいばる、いりばる、にしがはら、ソウォン)


[地方公共団体]

  • 西原町(にしはらちょう) - 沖縄県中頭郡にある町。
  • 西原村(にしはらむら) - 熊本県阿蘇郡にある村。


[地名]

日本の地名
  • 西原 (新篠津村) - 北海道石狩郡新篠津村の地名(にしはら)。

エリア一覧