アントウェルペン - 辻仁成『黄昏のアントワープ』

物語の舞台 - アントウェルペン(ベルギー アントウェルペン州)

翌日、わたしたちはタクシーの運転手と交渉をし、四十分ほど離れた場所にあるウェストマーレの修道院を目指すことになった。ただビールを呑むためだけに、TGVに乗って、急行を乗り継いで、最後はタクシーでアントワープからさらに離れた、田舎の修道院を目指す。これを旅といわずして、何を旅というのであろう。

トラピストビールと呼ばれる、修道院で作られるビール。シメイなんかが有名なところですね。ウェストマーレも定評のある正統派トラピストビールを造ってる。本場へ、呑みに行く旅です。いいねぇ。

昔はほそぼそ修道院で売ってるだけだったのが、人気となった今では修道院の前に呑める店を開いてるんだって。信仰とアルコールってなかなか交わらないようにも思えるんだけれど、栄養価の高いよい飲み物・・・ということか。

アントワープはベルギーの首都ブリュッセルの北東にある都市で、ダイヤモンドの町として知られてたり、「フランダースの犬」の舞台だったりもします。

掲載日:2007-01-28
※写真はイメージです。地図もイメージであり、写真撮影地点や物語の舞台の特定を意図したものではありません。

図書情報

アントウェルペンについて

アントウェルペン(オランダ語: Antwerpen [ˈɑntʋɛrpə(n)] ( 音声ファイル), フランス語: Anvers [ɑ̃vɛʁ(s)], 英語: Antwerp

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