アヴランシュ - 堀江敏幸『熊の敷石』

物語の舞台 - アヴランシュ(フランス ノルマンディー)

「ちょっと待ってくれ」と私は言った。「アヴランシュだって? まさかあの、リトレのアヴランシュじゃないだろうな」

翻訳仕事でフランスを訪れた主人公が、旧友ヤンにアヴランシュへ連れて行ってもらいます。リトレはアヴランシュ生まれの学者で、翻訳仕事ってのが偶然にもそのリトレの伝記だ、というのですね。

アヴランシュは世界遺産モン・サン=ミシェルに近く、作中でもモン・サン=ミシェルを望む岸壁に登ったりします。

掲載日:2009-09-26
アヴランシュイメージ
(C) Miwok
※写真はイメージです。地図もイメージであり、写真撮影地点や物語の舞台の特定を意図したものではありません。

図書情報

アヴランシュについて

アヴランシュ(仏語:Avranches)はフランス・ノルマンディー地域圏のマンシュ県にある都市。


[地理]

マンシュ県の南岸に位置する。モン・サン・ミシェルを見下ろす丘の上にある町である。


[由来]

アヴランシュとは、ケルト人の一部族アブリンカトゥイ族(ラテン語表記:Abrincatui、fr:Abrincates)に由来する。ラテン語のaberは河口を意味し、catuiとは戦士を意味する。すなわち、『河口に住む戦士』となる。

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