セーヌ川 - 堀江敏幸『河岸忘日抄』

物語の舞台 - セーヌ川(フランス パリ)

ボンゴの音に河岸の道路を走る車の騒音がまじりあう。閉鎖されたセメント工場と土砂を運ぶ平底船の繋船ドックが下流にあるきりで、あとはしだれ柳が影をつくる土手しかない河岸の周辺は、昼間のほうがじつは静かだ。

フランスだということは分かる。でもフランスのどこなのかは明示されてません。パリに近い位置のセーヌ川だろうと勝手に想像するものの、見落としでなければパリともセーヌとも作中に言葉としても出てきてない。引用箇所から言うと、あんまり街中ではないようですね。

主人公は河岸に繋留された船をアパルトマンのように借りて住んでます。不思議な場所での不思議な生活。

掲載日:2010-01-02
(C) Joan
※写真はイメージです。地図もイメージであり、写真撮影地点や物語の舞台の特定を意図したものではありません。

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