マルセイユ - 大崎善生『孤独か、それに等しいもの』

物語の舞台 - マルセイユ(フランス プロヴァンス=アルプ=コート・ダジュール)

そこは南仏の田園のまん中で、降りると乾いた心地よい空気が全身を包みこんだ。フランス人たちは、線路脇に積んである枕木に寝そべって日光浴をはじめたり、芝生の上で車内でやっていたトランプの続きをしたりしている。

短編「だらだらとこの坂道を下っていこう」より。

フランスの高速鉄道TGVで、夫婦でパリからモナコへ向かうところ。マルセイユで火事があったとかで、列車が停まる。当分動きそうにないって車掌も乗客ものんびり外出たりしてる。「マルセイユの消防士はどうせ怠け者が多いんだろう」。

それはそれで穏やかな風景。この風景にかぶさるように、いろんな想いがやってくる小説です。

日本の新幹線と競いつつ、TGVの時速320kmは、営業運転してる鉄道としては世界最速なのですかね。360kmの試験運転もしたりしてる。

ちなみにリニアモーターカーは時速500km、パーマンは時速119km。スピード違反じゃないよ。

掲載日:2006-10-22
※写真はイメージです。地図もイメージであり、写真撮影地点や物語の舞台の特定を意図したものではありません。

図書情報

マルセイユについて

マルセイユ(Marseille [maʁsɛj] ( 音声ファイル))は、フランス最大の港湾都市で、プロヴァンス=アルプ=コート・ダジュール地域圏 (Provence-Alpes-Côte d'Azur, PACA) の首府、ブーシュ=デュ=ローヌ県の県庁所在地である。地中海リオン湾を臨む。


[概要]

マルセイユ市の人口は約87万人

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