キトーはモスクワ南西の岸、メトロの終点ユーゴザーパドナヤ駅で下車した。そこは新興住宅地と呼ばれる地区で、永遠に出航することのない巨大な艦隊が係留されている。
「艦隊が係留されている」というのがどういうものかよく分からないのですが、ユーゴザーパドナヤはモスクワ郊外の住宅地です。『亡命旅行者は叫び呟く』はもう20年も前の作品ですが、それは今も変わってませんか。劇場(ユーゴザーパド劇場)があるのでそれを見に行く観光客も少なくはないみたいですね。
モスクワの地下鉄は「構内の装飾が豪華で美しい。宮殿のようだ」「有事には核シェルターとして利用するために深い」「エスカレーターが尋常じゃなく速い。速すぎる」と聞きますが、ユーゴザーパドナヤ駅は小さな、駅らしい駅みたいです。
掲載日:2007-02-25