義父の別荘は、州都から伸びる大通りの北端に盛り上がる、ピナクルピークと呼ばれる小さな岩山の麓に位置していた。岩山はニキビのようなかたちをし、麓には十数のゲーテッドコミュニティが群がっていた。
アリゾナ州の州都、フェニックスから北に30キロほどのところに、ピナクルピークはあります。本で読んでるときには架空の地かと思ってたんですが、邸宅地、別荘地として実際にある地名でした。
物語としては、この義父ゆかりの地であるピナクルピークで平行世界が交錯して、ストーリーが動き出します。
掲載日:2012-04-15