私は妻と二人で、ブルックリンのコブル・ヒル区域、ブルックリン・ハイツとキャロル・ガーデンのちょうど中間に住んでいた。散歩はたいてい北の方に行ったが、その朝は南へ向かい、コート・ストリートまで来たところで右に曲って、(中略)出かけてから十分くらいして、キャロルとプレジデントのちょうど真ん中あたりで、通りの向こう側に文房具店があるのが目に入った。
この表現で、その場所はかなり正確に特定できそうですが、コート・ストリートを挟んでキャロルパークのあたり(キャロル・ガーデンエリア)? ブルックリンの中でもマンハッタンに近く、歴史と瀟洒のあるエリア。
主人公がこの文房具店「ペーパー・パレス」で青いノートを買うことから、物語が始まります。実在しない店ですよね。というか物語中にももう閉まってしまうわけですが。
掲載日:2011-11-13