ラリック列島 - 池澤夏樹『夏の朝の成層圏』

物語の舞台 - ラリック列島(マーシャル諸島)

「ウトマハク環礁」とマイロンは言った。「この島はトゥラサ、あちらがマプラサ。ほかの島々についてはわたしも憶えていない。どこかに海図があったはずだが。クワジェリンからモーターボートで六、七時間だ。クワジェリンには大きな基地がある」

「ウトマハク環礁」は架空の名称です。クワジェリン(クェゼリン)はマーシャル諸島にあるので、マーシャル諸島のなかの小島というイメージでよいと思います。

主人公は、船が難破してウトマハク環礁の無人島に流れ着いた日本人記者。無人島でのサバイバル生活な小説です。マイロンはここへホリデーを過ごしにやってきた俳優で、彼と文明論を闘わせます。

掲載日:2012-07-27
※写真はイメージです。地図もイメージであり、写真撮影地点や物語の舞台の特定を意図したものではありません。

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