2005年5月13日
村上龍『空港にて』文春文庫が先日発売になりまして。これハードカバーでのタイトルは『どこにでもある場所とどこにもいないわたし』でした。私はかろうじて気づくことが出来たのでハードカバーと二重に買っちゃうことはありませんでしたし、新刊・近刊情報の欄にもその旨アラートで書いたんですけどね。
折にふれこの近況報告のなかでも触れてきた話でもありますが、mixiのコミュニティで間違って買っちゃった人が怒ってたりして、改めて、罪深いことだなと思ったのでした。
文藝春秋のサイトでの公式紹介ページ見てくださいよ。ハードカバー時は違うタイトルだったということが一言も触れられていません。表紙もまったく違うデザインなんですよ? そのくせ、「四半世紀におよぶ作家人生で、最高の短編小説集!」なんてすごい惹句が付いてたりするんです。
これ犯罪でしょ。ハードカバーで読んだという人に文庫も間違えて買わせるための悪意でしょ。そんなに経営苦しいですか。騙さないと売り上げ確保できませんか。
どうしてもタイトルを変える必要のある場合は、誤解のないように明記をしてください。手にとってすぐ目につく位置に、表紙回りにでも書いたらいいじゃないですか。それをやらないんであれば、故意と受け取りますのでよろしく。
この記事へのコメント
「文庫で改題」ではないのですが、私も同じ内容で別タイトルの本を購入して悲しんだ経験があります。
ガイ・バ?トという英国人作家が書いた原題「After The Hole」という小説です。
1997年に集英社から出た時のタイトルは「体験のあと」、2002年にアートハウス刊の際は「穴」となっていました。
多作家でぎょーさん翻訳されているわけではなく、出版社も違うので、固有名詞の記憶力に欠陥のある自分が悪いのですが、でもせめて解説にはその旨書いておいて欲しかった。そうであれば財布は痛いが笑って済ませたのに。
投稿者 mabe | 2005年5月13日 19:58 | 返信
なるほど、翻訳でも起こりえますね。
タイトルが変わるということは訳者が違う人なんでしょうか。敢えて双方買う人もいるんでしょうが、それだとしても同じ原書だと分かってて買うのが前提ですよね。
ちゃんとその旨明記するのは必須のことだと思うんですが、出版社の方々にはそういう意識はないのでしょうか?
投稿者 芝田 | 2005年5月14日 00:33 | 返信
確認したら翻訳者は同じ方でした。
いかがなものかと思いますよね。
投稿者 mabe | 2005年5月14日 23:51 | 返信
>出版社の方々にはそういう意識はないのでしょうか?
1.同じ版元だと、単に「部数売り上げ」の問題。
2.担当編集者が変わると、理解や認識が異なるので
あえて違うものとすべき、もっと広く伝えたい、というイイ意味での使命感。
3.版権が移動して異なる出版社の場合、
元の邦題より、もっとしっくりくるから変える
ということもあります。
投稿者 ヘルガ | 2005年5月25日 01:06 | 返信