また、ホワイトバンドについて。

近況報告

今日、通勤途中でホワイトバンドをしてる人とすれ違いました。装着してみますと以前書いて以来、1ヶ月近く僕はほぼ毎日通勤時(いや会社のなかでも)着け続けてきたんですが、知り合い以外の他人がしてるのを見たのはこれが始めて。大田区から新宿区へ通う私ですけどね。ちょっと嬉しかったです。

すれ違い間際、お互いバンドをした腕を軽く上げて交感して見せる・・・なんて俺らはバスの運転手かよ!てな挨拶はもちろんしませんけれども。そもそも今日はたまたま僕はウチにバンド忘れてきちゃったので話しにならないのですけれども。

一方で、ホワイトバンド着用者を池袋駅で10分間待つ( by 趣味のWebデザイン )なんて話を目にしたりしたので、私もまた記事として書いてみたくなった次第。(このサイトではホワイトバンドについて触れた記事がほかにもいろいろあるので見てみてください。)

やっぱりね、実際に身に着けてる僕みたいな人間は、多少なりとも「誰か他に着けてる人はいないかな?」とときどき観察してたりする部分があるわけです。その私もぜんぜん見かけない。ってことはですよ、ホワイトバンドのことを知らない人が「最近よく見かけるあの白いバンドはなんだろう?」と興味を持ってくれるきっかけとなる・・・なんてことはもうまったくありえない次元の話です。

じゃあどうすればいいのかというと、やり方のひとつとしては、バンドの収益のなかからもっと多くを広告プロモーション費用(あるいはそれを行うための要員確保などの活動資金)に割くことだけれども、変な誤解(ホワイトバンドの問題点とか参照)もますます増えそうなのでそれも難しいか。

あとは我々消費者が展開してゆくメディア、CGM( Consumer-generated media )をうまく利用してゆくことで、見る限り、この方向に運営側は期待している感もあるのですけれどね、思ったほど効果を上げてないという感じか。

上記で「変な誤解」って書いたけども、そこで書かれている「事実」はあらかた嘘じゃないのよ。ホワイトバンドを買う必要なんてないんです。募金じゃないので。白いハンカチを手首に巻いて声を示してもいいんです。包帯でも、白けりゃ手近にあるものなんでもいいんです。主催者サイトにあるとおりにね。ただ、「形」から入ったほうがムーブメントにしやすいと仕掛け人が判断した部分はあるだろうね。

商売上手な仕掛け人がうまいことやってムーブメントを起こして、その結果、世界の貧困を解決するためになんらかの動きが国から出てくるなら素晴らしいことだと思います。「商売上手な仕掛け人」に無条件に反感抱いているなんてつまらんでしょ。なんてことをまっすぐに言おうとすると僕もなんだかかっこ悪く感じて、世の中斜に見たエントリーを書きたくなってしまう想いを抑えるのが大変なんですけども、そんなことじゃCGM(覚えたての言葉を使ってみたいさかり)も上手くいきませんわな。