ある日の書店の歩き道

近況報告

会社の昼休みは毎日書店に入り浸る、という生活が(書店まで距離のあるオフィスに移転して以来)崩れて久しいわけですが、久しぶりに昼書店を堪能したのでなんとなくレポート。

入口入ってすぐ左手に注目新刊のコーナー。町田康『東京飄然』が置いてあるので買って帰ることに決定しながらも、後で拾おうとまだ手に取らない。

中ほど、雑誌棚へ。Webデザイン関係の雑誌をざっと見回してから隣のサイエンス棚で『ニュートン』を立ち読み。続いて『ムー』を立ち読み。すみません、オカルト好きなんで。

それから裏手、音楽雑誌コーナーで『ロッキンオン・ジャパン』を立ち読み。モーサム・トーンベンダー百々のインタビューをじっくり。

さらに奥の新刊文芸棚。あれ、ここには『東京飄然』置いてないのね。めぼしいものがないかざっと観察。すぐ横の文庫棚に移り、角川文庫新刊、穂村弘/東直子/沢田康彦『短歌はじめました。』を積んであるなかから上から3冊目を引き抜いてピックアップ。

新書棚を舐めながら移動(清水義範はすっかり作文おじさんになっちゃったね)、文芸書の棚の裏側がエッセイ棚。ここ、小説作品もいっぱい混ざってて全然エッセイ棚じゃないのがいつも気になる。「できないならするな」という典型ですね。椎名誠の「にっぽん・海風魚旅」シリーズ5冊目、『南シナ海ドラゴン編』が置いてあって惹かれる。でもまだシリーズ第一弾しか読んでないので買わずにおく。

文庫を手にぶら下げたまま、「万引きじゃないからね?」と怪しげな気を放ちながらキャッシャーの前を通り過ぎエントランスへ向かい、『東京飄然』をゲット、会計する。カバー不要。

外へ出、缶コーヒーを買って近くの公園へ。買ったばかりの『短歌はじめました。』をぱらぱらめくる。東直子いいねぇ。今度彼女単体の歌集も買うかな。

そんな感じでゆったり会社に戻ったら、来客があるのを完全に忘れてて挨拶できずじまい。失格、ですな。