電子書籍とポッドキャスティング

近況報告

放置してた電子書籍コーナー、どうせ放置しておくならもうちょっとちゃんとした形にしたうえで放置しようかなと思ってhon.jpのWebサービス入れました。ベータ版なのでいまひとつ使いにくいし、アフィリエイトになってるわけでもないのでマトモに使ってる人見たことないんですけども。

電子書籍関係のニュースは気にしてチェックしてるんですが、なかなか突き抜けた進展がありませんね。最近おっと思ったのは標準規格化への動きですが、これも足並み揃うのかどうか。各社が自分のとこのビジネスばかり考えるがためにビジネスチャンスを潰すという、ありがちな展開な気もします。

一方で、電子書籍の自動読み上げって話も興味深いところ。これって「上手く読める」ようになったらそのままポッドキャスティングじゃん、とも思うわけですが、出版社の動きはやっぱり鈍く。記事中にあるとおり、ビジネスの目がある分野だからなおさら鈍く、消費者がそれを受けるところまではなかなかいかない現状。

ポッドキャスティングでは角田光代のオリジナル小説を音声配信というニュースもあって。こちらは機械的音声化じゃなくて、ナレーターが読む(作家本人が読むんだったらもっと楽しいのだが)。名のある作家の、オリジナル作品がポッドキャストされるのはこれまでなかったことですよね。CMが挿入されるため明示的に支払う料金がないという、利用者にとってはうれしい形でもある。

新しい読書の形、とりあえず観察中。