「旅と鉄道」休刊かー。

近況報告

出版不況、というか世界恐慌? もう年越しの米もない? という昨今ですがいかがお過ごしですか。出せる「好材料」はもうあんまりないのに株価も為替もシブイし、雇用も手がつき始めてもうヤバイし、タイに続いてのギリシアの暴動も只事じゃないし、ドラクエ10はWiiだし僕のプレイステーション3は果たして「龍が如く3」までもつのかも不安だし。なんかマスコミはそれを過小評価してんのか、悲観情報を出さないようにコントロールされてるのかどっちよ。

そうそう、出版不況の話でした。ここんとこバタバタと雑誌休刊のニュースが聞こえてきますけども、そんなのはまぁ驚くに値しない、No Surprise at allだと思ってました。別に世の不況に影響受けた話じゃない、接触する情報メディアは時代によって変化するというだけです。この状況下で、増売増売また増売!という雑誌のほうがびっくりですよ。

そう思ってたんだけども、でも「旅と鉄道」休刊にはしみじみと思うところあって。

わずか17冊で休刊となった月刊「旅と鉄道」の無謀な試み - とれいん工房の汽車旅12ヵ月

10年ほど前まで毎号買う雑誌でした。「旅」と「鉄道」のバランスが自分のなかの関心比率にぴったり一致してたんで、漏らさず読んでました。そういう意味でのしみじみさではあるんだけれど、「昔買ってたけど今は立ち読みもしない」雑誌になってたのはなぜなんだろうな、と考えたらよく分からない。

インターネットに情報が溢れてるので雑誌は売れない、という話で言うと、「そこに載ってるような情報がインターネットで得られるようになったから雑誌『旅と鉄道』は買う必要がなくなった」のじゃないのですよね。僕のなかでは。「旅と鉄道」の魅力的な部分だった旅立ち欲かきたて感(?)や旅情(?)はインターネットで代替できてない。

生活のなかで何に時間を割くかというプライオリティの話? でも「旅」と「鉄道」は今でも好きなんですけど。編集方針が変わったりして嫌気がさしたというような記憶もなくて。じゃなんでだ。

というようなことを考えながら「旅と鉄道」を偲んでおります。