多和田葉子/関口裕昭『パウル・ツェランと中国の天使』

書誌情報

  • パウル・ツェランと中国の天使ぱうる つぇらん と ちゅうごく の てんし
    多和田葉子たわだようこ/関口裕昭せきぐちひろあき
    2023-01-11
    文藝春秋
    コロナ禍のベルリン。若き研究者のパトリックはカフェで、ツェランを愛読する謎めいた中国系の男性に出会う。 “死のフーガ”“糸の太陽たち”“子午線”……2人は想像力を駆使しながらツェランの詩の世界に接近していく。 世界文学の旗手とツェラン研究の第一人者による「注釈付き翻訳小説」。 1 歌うことのできる成長 2 天使の素材からなるテクスチュア 3 傷つきやすい指 4 生命の樹をともなう小脳の虫 5 衝突する時間たち 6 ミイラの跳躍 訳者によるエピローグ 訳注 訳者解説(パウル・ツェランについて/詩集『糸の太陽たち』について/多和田葉子とツェラン)

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