村上春樹『中国行きのスロウ・ボート』レビュー
書誌情報
中国行きのスロウ・ボート
1983/05
NDC:913 | 文学>日本文学>小説 物語
目次:中国行きのスロウ・ボート / 貧乏な叔母さんの話 / ニューヨーク炭鉱の悲劇 (ほか)
レビュー
初の短編集になる。これほど「完璧な短編集」はそうそうない。どれもが触覚的冷たさと痛みに貫かれている。それでいて押し付けがましさはまるでなく、当たり前みたいに静かな物語。表題作は何度読んでも心に染みる。
読了:1993/08/01