稲越功一

稲越功一プロフィール&ガイド

稲越功一(いなこしこういち)―1941年生まれ。2009年死去。岐阜県高山市出身。写真家。

グラフィックデザイナーとして働く後、フリーランスの写真家となる。

1980年「男の肖像」で第11回講談社出版文化賞(写真賞)受賞。

関連作家・似てるかも作家:中村吉右衛門 篠山紀信 北川原温 日野啓三 安西水丸

稲越功一レビュー一覧(3冊)

  1. 『感情教育』表紙
    女子中学生に中年男が教えを説く。退屈な社会で生き残るための術、淡くて脆い恋心の対処法。思春期と言ってしまえばそれまでの不安定な年頃、現代的な問題を取り上げながらも結局は全時代共通。学外の危い教師ぶり。
    文学(エッセイ)
  2. 『使いみちのない風景』表紙
    旅に関するエッセイ。『波の絵~』と同様に写真が大きな比率を占めるので、環境音楽を聴くように写真を見、字を見ればいいのかもしれない。でも使いみちのない風景って言い方は好きだな。旅なんてそんなものだもの。
    文学(エッセイ)

稲越功一の新刊・近刊

  • 稲越功一/金子隆一『Mind’s eye』表紙
    稲越功一/金子隆一
    2009-09
    求龍堂
    2009年2月急逝した写真家が生前見せたいと願った写真。
  • 稲越功一『まだ見ぬ中国』表紙
    稲越功一
    2008-07
    日本放送出版協会
    20年の撮影行。100点の写真。24篇のエッセイ。卓抜した感覚の写真家が持ち帰った旅の記録を通して、私たちは知る-大国の持つ底知れぬ強さ、多...
  • 稲越功一『百一人の肖像』表紙
    稲越功一
    2007-05
    求龍堂
    現代日本を代表する101人。