松浦寿輝『花腐し』レビュー

書誌情報

松浦寿輝『花腐し』表紙
花腐しはなくたし
2000/07
NDC:913 | 文学>日本文学>小説 物語
目次:ひたひたと / 花腐し

レビュー

借金で会社を潰しそうな男が、地上げ屋の手助けにと立ち退き拒否の男を説得に行く…この時代の小説らしいストーリーなんだが、雨の通低音、茸の腐臭と叙情で覆う文体が妙にハマる。「ひたひたと」の重ね絵も新鮮味。
読了:2007/07/08

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