舞城王太郎
舞城王太郎プロフィール&ガイド
舞城王太郎おすすめ本ベスト3
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混沌の街を粟立てる俺らが祭。恋する乙女を地で逝くアイコの精神の煉獄で、シャピーンて炸裂する寓意。真人間になれるように祈ろうじゃないか。終盤の辻褄合わせは稚拙ながら、前半の狂騒を掻き消す静寂が染み透る。文学(小説)
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愛とは何か?を探求し続ける舞城がひとつの形として示した「家族愛」。ぐいーんって空飛んだり猫がトトロになったり学校襲われたりするわけだが、それで立ち現れてくる愛が胸に迫るね。迎合しない態度は相変わらず。文学(小説)
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愛は祈りだ。不治の病で逝く恋人の物語から神と闘うSFのエピソードにぶっ飛んでっても、溢れる祈りで成立してる。泣けることで評判の巷の恋愛小説を「メタ化」しつくし、舞城流の小説論にもなっててうなづく部分多。文学(小説)
舞城王太郎レビュー一覧(16冊)
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舞城作品でしか出会えない種類の倫理がビンビンで、世界の成り立ちを刷新するような読む喜び。特に思弁的な「やさしナリン」「シャワーヘッド」が染みこむけど、「すっとこどっこいしょ。」の青春豪速球も唸り笑う。文学(小説)
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エンタメから純文学へ幅のある作風を繋ぐ短編集。「バーベル・ザ・バーバリアン」みたいな、「意味不明!」と思ってるうちに本当に意味不明な場所まで連れてかれちゃう匠の技が舞城らしくて好き。でもおとなしいか?文学(小説)