六国見山 - 藤沢周『第二列の男』

物語の舞台 - 六国見山(神奈川県 鎌倉市)

そして、また翌日、北鎌倉六国見山の中を歩いて数十分の距離にある禅刹の塔頭小屋へと私は戻るのだ。

北鎌倉の禅寺にある塔頭を仕事場として借りた男の「蟻」。

六国見山(ろっこくけんざん)はハイキングコースとして整備されてます。山の麓には円覚寺や明月院といった禅寺がありますが、数十分歩くというとまた別の位置ですかね。北鎌倉駅からこれらのお寺を訪ねつつ、ぶらぶら歩くのもオツなもの。明月院というとあじさい、初夏のイメージだったりしますがシーズン問わず。

しかし禅寺の塔頭に座して執筆・・・ってちょっと憧れる姿です。

掲載日:2005-08-21
六国見山イメージ
※写真はイメージです。地図もイメージであり、写真撮影地点や物語の舞台の特定を意図したものではありません。

図書情報

六国見山について

六国見山(ろっこくけんざん)は、神奈川県鎌倉市高野にある山。山域の6.9haは鎌倉市によって「六国見山森林公園」に設定され、ハイキングコースや展望台が整備されている。実際の山頂は展望台から南東300mほどのところにあり、海抜は147メートル。円覚寺の奥山に当たり、山号「瑞鹿山(ずいろくさん)」でも呼ばれる。


[由来]

六国見山の由来は、旧国名で相模、武蔵、安房、上総、下総、伊豆の六国が見えたことに由来して六国見山と名づけられた。元亨3年(1323年)から建武2年(1335年)ぐらいの間に成立した「円覚寺境内絵図」に「六国見」と記載されているのが資料上の初見とされている。

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