富山駅 - 宮本輝『天の夜曲』

物語の舞台 - 富山駅(富山県 富山市)

富山駅に着いたのは夜の十一時だった。神通川を渡るとき、吹雪は、風に吹かれて左右に舞うだけの、重そうな牡丹雪に変わっていた。

大阪を引き払い、人を頼って富山へやってきます。冬の北陸はずっとどんよりしてますからね、この先の運命を暗示するような、雪に埋もれた田舎町。

芥川賞受賞作である『螢川』も舞台は富山なのですが、宮本輝自身に富山生活の体験があるんでしたっけ。気候や風土の描写も堂に入ったものです。

「それがなかなか届かんがやちゃ。約束の納期は五月二十八日やったがに。あれがないと仕事が始まらんですちゃ」なんて方言は、ニュアンスみなさんお分かりになるものなんでしょうか。石川県生まれの私にはアクセントもパーフェクトに伝わりますが。

掲載日:2005-05-22
富山駅イメージ
※写真はイメージです。地図もイメージであり、写真撮影地点や物語の舞台の特定を意図したものではありません。

図書情報

富山駅について

富山駅(とやまえき)は、富山県富山市明輪町にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)・あいの風とやま鉄道の駅である。

なお、本稿では当駅に隣接する富山地方鉄道の以下の駅および停留場についても詳述する。

  • 電鉄富山駅(でんてつとやまえき)
  • 電鉄富山駅・エスタ前停留場(でんてつとやまえき・えすたまえていりゅうじょう)
  • 富山駅停留場(とやまえきていりゅうじょう)


[概要]

当駅は富山県の県庁所在地である富山市の代表駅である。

JR西日本・あいの風とやま鉄道の富山駅は、JR西日本の北陸新幹線および在来線の高山本線

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