河津 - 角田光代『この本が、世界に存在することに』

物語の舞台 - 河津(静岡県 賀茂郡河津町)

河津の宿は、海から五キロほど入ったところにある。近所には、隅に漬けもの樽の置いてあるコンビニエンスストアと、商品すべてが埃をかぶった文房具屋、小学校と田んぼがある。少し歩くと神社があって、セメント工場がある。もっといくと健康ランドがある。

「手紙」より。

河津の海から五キロほど山に入ったところ、は湯ヶ野温泉のあたりか。川端康成『伊豆踊り子』の舞台となるところですね。文房具が埃をかぶってたりするくらいの寂れたところなのかどうかは知らないので、もうちょっと違うところかもしれません。

「健康ランド」は河津七滝オートキャンプ場のほうまでいけばあります。やはりこのへん?

恋人と一緒にくるはずだった宿に、直前に喧嘩してしまった女がひとりで泊まりに来る、という話です。

掲載日:2009-04-25
※写真はイメージです。地図もイメージであり、写真撮影地点や物語の舞台の特定を意図したものではありません。

図書情報

エリア一覧