松坂ビルは、空襲の前まで、淀屋橋から大阪駅へ少し戻った御堂筋の東側に建っていたのだが、その跡にも、いまは数十軒のバラックが持主である松坂熊吾に何の許しも得ぬまま店を張っていた。
戦後間もない大阪。淀屋橋から川を越えて大阪駅側へ戻ったところ、御堂筋の東だったら西天満の区域ですかね。大阪は焼け野原、無一文になってしまった主人公がここで生活を立て直していきます。自伝的大河小説の第一巻で、「松坂熊吾」は宮本輝の父が投影されています。
掲載日:2012-08-05
松坂ビルは、空襲の前まで、淀屋橋から大阪駅へ少し戻った御堂筋の東側に建っていたのだが、その跡にも、いまは数十軒のバラックが持主である松坂熊吾に何の許しも得ぬまま店を張っていた。
戦後間もない大阪。淀屋橋から川を越えて大阪駅側へ戻ったところ、御堂筋の東だったら西天満の区域ですかね。大阪は焼け野原、無一文になってしまった主人公がここで生活を立て直していきます。自伝的大河小説の第一巻で、「松坂熊吾」は宮本輝の父が投影されています。