ときわ公園 - 平野啓一郎『決壊』

物語の舞台 - ときわ公園(山口県 宇部市)

佳枝は、宇部新川に引っ越してくるまで、そんなペリカンのことなどすっかり忘れていたが、家族で初めて常盤公園に遊びに行った際に、園内の<ペリカン島>の説明にこの記述を見つけて、そういえば、そんなニュースを昔見たけれど、この子のことだったのかと、驚きとともに思い返した。

宇部新川は山口県宇部市、物語中のメイン登場人物たる沢野夫妻が住む町です。

町にある常盤湖に面したレジャーランドが「ときわ公園」。「ペリカン」のエピソードは、ペリカンのカッタくんが近くの幼稚園まで飛んでいくというのでテレビなどで話題になった、という実際の話として登場します。

掲載日:2009-06-13
ときわ公園イメージ
(C) Nesnad
※写真はイメージです。地図もイメージであり、写真撮影地点や物語の舞台の特定を意図したものではありません。

図書情報

ときわ公園について

常盤公園(ときわこうえん)は、山口県の宇部市に所在する常盤湖を中心とする都市公園(総合公園)。宇部市都市公園条例上の名称は「常盤公園」と漢字表記であるが、市の公園活性化基本計画や公式ホームページなどでは「ときわ公園」と表記されている。

概要

宇部市の南東部に位置する常盤湖は江戸時代に灌漑のために造成され、大正時代には景勝地として知られるようになった。1924年(大正13年)から渡辺祐策らにより常盤湖周辺の土地購入活動が進められ、土地は市に寄贈され、1925年(大正14年)に宇部市常盤公園が開設された。

園内には四季の花が植えられており、春には桜、初夏には菖蒲、秋には菊が見られる。湖はハクチョウとペリカンで知られ、ハクチョウについては1957年にオランダのシルブルグ動物園などから48羽を購入

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