「いま、わたしたちは、ヤンピョンに向かっているわ」
「ヤンピョン......聞いたことがある」
「ソウルの人たちのリゾートよ。家族連れで観光にも来るし、お金持ちの別荘もあるし、それから......」
ソウルの北、韓国は京畿道の東部にあたるヤンピョン(楊平)。酔い覚ましのスープ「ヘジャンク(ク)」が名物で、「ヤンピョン ヘジャンク」という名の店が東京にありますね。
小説ではそこにある「世界の果ての宿」に向かっています。ちょっと幻想的なムードの宿で、これはさすがにフィクションとしてのエピソードかと思いますが。
掲載日:2009-03-01