江國香織

現代文学100字レビュー

江國香織プロフィール&ガイド

江國香織(えくにかおり)―1964年、東京都世田谷区出身。小説家。

1992年『こうばしい日々』で第7回坪田譲治文学賞、同年『きらきらひかる』で第2回紫式部文学賞、2000年『ぼくの小鳥ちゃん』で第21回路傍の石文学賞、2002年『泳ぐのに、安全でも適切でもありません』で第15回山本周五郎賞、2004年『号泣する準備はできていた』で第130回直木賞、2010年『真昼なのに昏い部屋』で第5回中央公論文芸賞受賞。

絵本、児童書から恋愛小説と守備範囲は広い。初めて手にとるなら『つめたいよるに』あたりでどうでしょう。その中に収録されている「デューク」の人気が高いので、そのあたりを読めば傾向が掴める。柔らかく静かな世界が好きなのかなと思ったりもしますが、辻仁成との競作で初めて触れたにすぎず、熱烈なファンに叱られそうなのであまり多くは語れません。

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レビュー一覧

江國香織/辻仁成『恋するために生まれた

『恋するために生まれた』の表紙画像
評価
★★★☆☆
発行
2001/06 幻冬舎
種類
文学(エッセイ)
目次
第一章 愛と孤独のあいだ / 第二章 恋と愛のあいだ / 第三章 セックスと気持ちのあいだ (ほか)

驚愕するほど寓話的だったり興醒めするほど現実的だったりする交換恋愛論。「縛る」やセックスにしても二人の持論は正反対で(個人的には江國の方が突抜けてて清々しいが)手本にはしないで。恋するのはあなただから。

江國香織/柳生まち子『つめたいよるに

『つめたいよるに』の表紙画像
評価
★★★☆☆
発行
1989/08 理論社のあたらしい童話
種類
文学(小説)
目次
デューク / 夏の少し前 / 僕はジャングルに住みたい (ほか)

「デューク」に象徴的だがまず死がある。そして生者もどこかこの世から遊離している。希薄な現実感のなかに、感傷だけが描かれるような短編集。これを哀しみと呼んでいいのか、形状不明瞭なくらいの柔らかさの是非。

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作品名 かな 発行日 種類 評価
作品名 かな 発行日 種類 評価
恋するために生まれた こいするためにうまれた 2001/06 文学(エッセイ) ★★★☆☆
つめたいよるに つめたいよるに 1989/08 文学(小説) ★★★☆☆
温かなお皿 あたたかなおさら 1993/06 文学(小説) ★★☆☆☆
冷静と情熱のあいだ れいせいとじょうねつのあいだ 1999/09 文学(小説) ★★★★☆

これから出る本、最近出た本

江國香織『犬とハモニカ』
2014年12月24日 新潮文庫 497円
江國香織『ヤモリ、カエル、シジミチョウ』
2014年11月07日 朝日新聞出版 1836円
江國香織『抱擁、あるいはライスには塩を 下』
2014年01月17日 集英社文庫 630円

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