函館 - 辻仁成『海峡の光』

物語の舞台 - 函館(北海道 函館市)

函館湾と津軽海峡とに挟まれたこの砂州の街では、潮の匂いが届かない場所などなかった。

函館は辻仁成にとって故郷という意識の強い町。転勤族の父に連れられてあちこち移ってるが、高校を卒業したのが函館の頃です。

函館が舞台となる作品も多くありますが、この芥川賞受賞作でも、印象的に函館が語られます。よりピンポイントで舞台を言えば「函館少年刑務所」。主人公はそこの看守なのですね。狭い町だから観光エリアのすぐそばにあって、五稜郭からも歩けるような場所です。

なにはともあれ、引用部の静やかさはいいですね。「潮の匂いが届かない場所などなかった。」

掲載日:2006-09-28
函館イメージ
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※写真はイメージです。地図もイメージであり、写真撮影地点や物語の舞台の特定を意図したものではありません。

図書情報

函館について

函館市(はこだてし)は、北海道南部(道南地方)に位置し、渡島総合振興局に属する市。振興局所在地であり、札幌市・旭川市に次ぐ北海道第3位の人口(約24万人)を有する中核市である。

概要

北海道南端の渡島半島南東部で天然の良港である函館港によって北海道と本州を結ぶ交通結節点、及び道南地域の中心都市として発展してきた港湾都市である。函館港(箱館港)は幕末に横浜港・長崎港とともに日本国内で最初の交易港として開港した。本州とは青函フェリーや北海道新幹線(北斗市に所在する新函館北斗駅経由)などで結ばれている。

戊辰戦争の最後の戦いである箱館戦争(五稜郭の戦い)の戦地としても知られる。

夜景の名所として知られる函館山や五稜郭に代表されるように

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