八幡平

物語の舞台への旅

八幡平 - 椎名誠『ニッポンありゃまあお祭り紀行』の舞台

八幡平(岩手県・八幡平市)

写真

 そんなおりに「東北」である。「豪雪」である。「裸」である。「女」である。
 取材班一同、鼻息もあらく岩手県八幡平市平笠へ向かった。

日本全国の奇祭、「ありゃまあ」な祭りを取り上げる本。なのでこの本の舞台という意味では日本全国あちこちいろいろになるのですが、そのなかで「平笠女裸参り」を取り出してみます。

毎年1月8日に、岩手県八幡平市平笠の宮田神社で行われます。なんとも心ソソる名前のお祭りですが、まぁ結局裸ではないのですね。白装束で着膨れした女性が雪のなかを行進するお祭り。

ふんどし一丁のおっさんたちが暴れる「裸祭り」はけっこう全国にあるわけですが、女性が主役の「裸祭り」は珍しい。確かに奇祭。

八幡平について

八幡平(はちまんたい)は、奥羽山脈北部の山群である。標高1,614 m。岩手県、秋田県にほぼ等面積で広がる。広い高原上のあちこちに様々な形の火山起源の小さなピークがそびえ、その間に無数の沼や湿原が点在する。山域は1956年に十和田八幡平国立公園に指定されている。

およそ100万年前に噴出したいくつかの火山でできている。山頂部のなだらかな様子から楯状火山とされていたが、現在では山頂が台地状になった成層火山と分類されている。頂上部には9千~5千年前に発生した水蒸気爆発により多くの火口ができている。その火口に水がたまり、八幡沼やガマ沼、メガネ沼などの沢山の火口沼が形成された。

国立公園八幡平地域は40,489haの広さがあり、ほとんどが国有林である。八幡平一帯は地形がゆるやかで、残雪が豊富なことから沼や湿原が多い。湿原にはさまざまな高山植物や湿原植物の群落が発達し、アオモリトドマツやブナの原生林、針葉樹林帯が形成されている。

八幡平山頂には二等三角点がある。あまりに平らで山頂らしくないということで、1962年に岩手県によって土盛りが行われた。それが崩れてきたので、1986年に国立公園指定30周年を記念して展望台が作られた。展望台は老朽化のため、2014年10月に建てかえられた。

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