千倉 - 村上春樹『1Q84 BOOK 3』

物語の舞台 - 千倉(千葉県 南房総市)

いつものように東京駅から特急に乗り、館山で普通電車に乗り換え、二駅めの千倉で降りた。駅前の観光案内所に行って、比較的安い料金で泊まれる旅館を探した。

千倉は内房線の駅で、千葉県の最南端。漁業の盛んな海辺の町です。

作中では主人公の一人・天吾の父親が意識のない状態で、ここ千倉の施設にいます。前作からも舞台として登場する「猫の町」です。

掲載日:2010-04-17
※写真はイメージです。地図もイメージであり、写真撮影地点や物語の舞台の特定を意図したものではありません。

図書情報

千倉について

千倉町(ちくらまち)は、かつて千葉県の安房郡に存在していた町。館山都市圏に属していた。

平成の大合併に伴い2006年(平成18年)3月20日に、同じ安房郡内の富浦町、富山町、三芳村、丸山町、和田町、白浜町と新設合併し、南房総市となったため消滅した。


[地理]

房総半島の南部に位置する。

かつては、「寒サバ」や「春サバ」などの鯖漁や、秋刀魚を中心とする漁業が盛んであった。しかし、1989年(平成元年)に鯖漁が1986年(昭和61年)以降で最低に落ち込み、その翌年の1990年(平成2年)にはさらのその6分の1となるなど資源枯渇と水温低下による不漁が深刻化した。

秋刀魚漁は船を併用する形で行われていたことから鯖漁の極度の不振を受けて並行して船の数が減り

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