父島 - 古川日出男『サウンドトラック』

物語の舞台 - 父島(東京都 小笠原村)

モモタマナが若葉を出す。一九九八年四月、二見港の桟橋に就航まもない新おがさわら丸用の立派な船客待合所が完成した春に、トウタとヒツジコは小学校に入った。二人は父島の生活にゆるやかに順応をはじめている。

父を亡くしたトウタと母に死なれたヒツジコが、漂着した小笠原の無人島でサバイブ、都の職員に発見されて父島で育てられる。成長後は本土に移るのだが、少年少女期を過ごす父島です。東京本土に舞台が移ってから物語は大きく動くので、この小笠原部分は序盤ではありますが、印象的なエピソードが多い島です。

一度は行ってみたいな、と何度も言ってるんですが、遠いよね。船で25時間は遠い・・・。

掲載日:2007-03-17
※写真はイメージです。地図もイメージであり、写真撮影地点や物語の舞台の特定を意図したものではありません。

図書情報

父島について

父島(ちちじま)は、東京都・小笠原諸島の父島列島の島。東京都島嶼部に属する。東京都小笠原村の中心的機能を担う島であり、村役場はこの島に所在する。


[概要]

硫黄島に次いで、小笠原諸島で2番目に大きな島である。周囲の兄島、弟島などの島とともに父島列島を形成する。一度も大陸と陸続きになったことがない海洋島で、多くの固有種が存在する。島全体が小笠原国立公園に指定されている。集落は島の北西部の大村地区が中心。島の西側に西に開けた二見湾があり、湾の北部に二見港がある。

1920年代から大日本帝国陸軍によって砲台などの軍施設が建設され、太平洋戦争の頃には更に増強が進んで父島要塞となった。飯盛山近くの洲崎地区には大日本帝国海軍の飛行場

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