目黒雅叙園 - 古川日出男『LOVE』

物語の舞台 - 目黒雅叙園(東京都 目黒区)

川が流れている。タワーのある敷地の、裏側だ。暗喩(メタファー)としての背中側だ。目黒川が流れていて、それが下目黒一丁目と二丁目の、境界になっている。川幅はそこそこ、ある。遊歩道がついている。春になると、それが満開の桜並木状態、しかも一部はアーチ状の、になったりするが、この日は春ではない。

目黒から品川あたりにかけて、いろんな出来事が重層的に発生する物語です。

ここでいうタワーは目黒駅そば、目黒雅叙園・アルコタワーですね。第一の主人公カナシーの職場があるビルです。そのすぐ裏手に流れる目黒川。

作中にもあるとおり、目黒川は決してきれいな川ではないんですが桜のシーズンは花見客で賑わうエリアです。今年の桜はどんなもんでしょうかね。

掲載日:2008-01-06
※写真はイメージです。地図もイメージであり、写真撮影地点や物語の舞台の特定を意図したものではありません。

図書情報

目黒雅叙園について

目黒雅叙園(めぐろがじょえん)とは、東京都目黒区にある、結婚式場・ホテル・レストランなどの複合施設である。運営法人の株式会社目黒雅叙園(K.K. Meguro Gajoen)はワタベウェディングの完全子会社。土地施設全体は、外資系ファンドのラサール・インベストメント・マネージメントが設立した特別目的会社が所有している。2017年4月1日、ホテル雅叙園東京に施設名称を変更した。


[沿革]

石川県羽咋郡下甘田村出身の創業者・細川力蔵が、1928年(昭和3年)に東京・芝浦にある自邸を改築し、純日本式の料亭「芝浦雅叙園」を経営していたが、東京府荏原郡目黒町大字下目黒字坂下耕地一帯および岩永省一邸として記録された建造物を入手し

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