高井戸 - 本谷有希子『あの子の考えることは変』

物語の舞台 - 高井戸(東京都 杉並区)

家は高井戸、と教えると、たまに「あー、あのダイオキシンのね。」と言う人がいる。わたしがいまこうして半身を乗り出している窓からも、線路の向こうにそびえ立つ巨大な白煙突がよく見渡せる。

ここで言う煙突は、杉並清掃工場です。建設に反対する住民と法廷闘争ともなった「東京ごみ戦争」の舞台です。ダイオキシンによる健康被害が~というような話はまだくすぶってる闘争とも関係してるんでしょうけど、問題にはなってたみたいですね。杉並区住民でないので感情をもって語れはしませんが。工場は建替えのため、2012年2月から稼働が停止してます。2017年に新工場が出来る予定。高井戸の駅の真ん前です。

作中では、高井戸に住んでるために、ダイオキシンの影響でおかしくなっちゃった(おかしくさせられちゃった)と思い込む、ちょっとファンシーな女の子が登場します。

掲載日:2012-05-20
※写真はイメージです。地図もイメージであり、写真撮影地点や物語の舞台の特定を意図したものではありません。

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